2012年08月16日

正義は強制されたものなのか

「国家(上)」(2)
--正義について--
(BC375年頃、プラトン50〜60歳の作)
プラトン
platon bc427-bc347
藤沢令夫 訳

1979.04.16 第1刷発行(岩波文庫)

<支配者になる>
「もし自分が支配することを拒んだ場合、自分より
劣った人間に支配されるということだ。」

<正義は強制されたものなのか>
ギュゲスはある日、指輪を見つけた、そのときふと、
指輪の玉受けを手前に回してみた。すると自分の姿
が見えなくなった。正しい人がこの指輪を手に入れた
とする。彼は一体なにをするだろうか。人は言うで
しょう。何びとも自発的に正しい人間である者はなく
強制的にやむをえずそうなっているのだと。

節制や正義はたしかに美しい、しかしそれは困難で
骨のおれるものだ。

不正な事柄のほうが多くの場合正しい事柄よりも
得になる。よこしまな人間であっても金があれば
尊敬され、正しい人間であっても、貧乏であれば
見下されるものです。  
    
一個人の正義もあるが国家全体の正義というものも
ある。より大きなものについて考えるほうが学び
やすい。そこで、正義については、まず国家の
正義について探求してみよう。

panse280
posted at 20:03

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