2012年08月14日

国家

「大衆の反逆」(12)
オルテガ・イ・ガセット1883-1955
ortega y gasset

1995.06.07 第1刷発行(ちくま学芸文庫)

<国家>
「今日のヨーロッパ文明を脅かしている最大の危険
物・・・この危険物とは国家である。・・・
(国家という船は)貴族たちによって中世に建造さ
れたのである。・・・今日、文明を脅かしている
最大の危険は・・・生の国有化・・あらゆるものに
対する国家の介入、・・生の官僚化は、生の絶対的
な衰退、つまりあらゆる分野における衰退をもたらし
たのである。富は減じ、婦人の出産率は低下して
いった。・・・国家は、自己の窮状を救うために、
人間の生存形式の官僚化を一層強化していった。
官僚化の第二段階は、社会の軍隊化であった。」

「国家主義は、規範と化した暴力と直接行動が
とりうる最高の形式である。・・・大衆支配の下に
あっては、国家が個人と集団の自由を踏みにじり
、ついには未来の息の根を決定的にとめてしまう
ような働きをすることをどうして怖れずにいられ
ようか。」

panse280
posted at 17:08

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字