2012年07月24日
思考と行動
「三島由紀夫 ロゴスの美神」(14)
三島由紀夫 1925-1970
yukio mishima
山内由起人 編
2003.07.31 発行(岳陽舎)
<思考と行動>
「思考というもののあやふやな性質よ!透明度を
増せば増すほど、何の役にも立たぬ傍観者のたわ
ごとに堕し、不透明な思考はただその不透明さに
よってだけ、行動に役立つのである。」
(「鏡子の家」)
<風景>
「私はいつも人間よりも風景に感動する。・・・
人間は抽象化される要素を持っているものとして
私の目に映り、主としてその問題性によって私を
惹きつけるのに、風景には何か黙った肉体のよう
なものがあって、頑固に抽象化を拒否しているよう
に思われる。」(「わが創作方法」)
三島由紀夫 1925-1970
yukio mishima
山内由起人 編
2003.07.31 発行(岳陽舎)
<思考と行動>
「思考というもののあやふやな性質よ!透明度を
増せば増すほど、何の役にも立たぬ傍観者のたわ
ごとに堕し、不透明な思考はただその不透明さに
よってだけ、行動に役立つのである。」
(「鏡子の家」)
<風景>
「私はいつも人間よりも風景に感動する。・・・
人間は抽象化される要素を持っているものとして
私の目に映り、主としてその問題性によって私を
惹きつけるのに、風景には何か黙った肉体のよう
なものがあって、頑固に抽象化を拒否しているよう
に思われる。」(「わが創作方法」)