2012年06月29日
最も美しい紀行文
「日本人養成講座」(3)
三島由紀夫 1925-1970
yukio mishima
1999.10.8 第一刷発行(株式会社メタローグ)
<最も美しい紀行文>
「私(三島)がいちばん美しい紀行文と信ずるのは、
木下杢太郎氏の文章であります。」
(例文として「クウバ紀行」)
<ユーモアと諷刺(ふうし)>
「ユーモアは毒のないものであり、諷刺は毒がある
ものであります。
・・・
諷刺というものは、・・・イソップをはじめ、・・
動物の目・・・のように異人種の目を借用します。
・・・
ユーモアとは理知のもっともなごやかな形式なので
あります。ドイツ人はいかにも男性的尚武の国民と
して知られていますが、ユーモアの感覚の欠如して
いる点で、男性的特質の大事なものを一つ欠いてい
るということができましょう。」
三島由紀夫 1925-1970
yukio mishima
1999.10.8 第一刷発行(株式会社メタローグ)
<最も美しい紀行文>
「私(三島)がいちばん美しい紀行文と信ずるのは、
木下杢太郎氏の文章であります。」
(例文として「クウバ紀行」)
<ユーモアと諷刺(ふうし)>
「ユーモアは毒のないものであり、諷刺は毒がある
ものであります。
・・・
諷刺というものは、・・・イソップをはじめ、・・
動物の目・・・のように異人種の目を借用します。
・・・
ユーモアとは理知のもっともなごやかな形式なので
あります。ドイツ人はいかにも男性的尚武の国民と
して知られていますが、ユーモアの感覚の欠如して
いる点で、男性的特質の大事なものを一つ欠いてい
るということができましょう。」