2012年06月20日

女ぎらいの弁

「生きる意味を問う」(17)
--私の人生論--
三島由紀夫  1925-1970
yukio mishima
1997.9.18 初版発行(学陽書房・人物文庫)
(1984年単行本として大和出版より刊行されたもの)

<女ぎらいの弁>
「私(三島)は大体、ストリンドベリのような人を、
女ぎらいの代表選手だと思っている。・・・・
個々の女に対する憎悪愛を、女性一般に及ぼすような
人である。・・・こういう人が本当に「女ぎらい」の
称号に値する。私などがそういう称号を自称すのは
僭越なことである。
・・・
大体私は女ぎらいというよりも、古い頭で、「女子供
はとるに足らぬ」と思っているにすぎない。
・・・
私とて、ドアを排して女を先に入れ、自動車にも先に
乗らせ、道を横切るときは腕を貸すというようなことを
、世俗への妥協でやっているが、腹の中では糞くらえと
思っているのである。
・・・
私の女ぎらいは深くキリストぎらいに根をもっている
のであろう。そうして私は近代日本が摂取した西欧
文明のうちで、もっとも害悪あるものを、キリスト教
と見なしている。」

panse280
posted at 20:44

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