2012年06月19日

女の友情について

「生きる意味を問う」(16)
--私の人生論--
三島由紀夫  1925-1970
yukio mishima
1997.9.18 初版発行(学陽書房・人物文庫)
(1984年単行本として大和出版より刊行されたもの)

<女の友情について>
「おそらく友情というものを女性は夫からはじめて
学ぶのではあるまいか。・・・
ごく大ざっぱに考えると、女の友情は男の友情よりも
ヒステリックで、うつろいやすく神経的で、理性の
基礎を欠いてたものが多いように思われる。
友情というものは、涙であるよりまず、人生の最初に
おいて他の人間を正確に判断しえたという理性的な
喜びなのであるが、少なくとも女学校的友情は、判断
以前の情緒にすぎないことが多いように思われる。
小さなリボンや、ピンや、小さなカードや封筒など
からなる、小さな陰謀、ちっちゃな裏切り。何度と
なく繰り返される離反と仲直り、これは男同志の友情
では見られないところの女同志の友情独特の恋愛の
オサライ的形式である。」

panse280
posted at 21:09

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