2012年04月21日

第二講 軽蔑学

「反貞女大学」(4)

三島由紀夫  1925-1970
yukio mishima
1994.12.05 第1刷発行(ちくま文庫)

<第二講 軽蔑学>
「私は、奥さんがご亭主を腹の底から軽蔑していると
いう夫婦が、離婚したという例をあまり知りません。
・・・
軽蔑の健全な形は、自分の持っている能力を、相手の
能力と比べて、軽蔑するというところにあるはずだが、
女性はともすると、自分の力でもないものを楯にして、
相手を軽蔑する。
・・・
夫を心中軽蔑している奥さんほど、却って夫の下役に
威張りちらしたり、夫の特権を最大限に利用したりする。
・・・
妻の軽蔑病は、ぜいたくと暇と退屈から生まれることが
多く、・・・夫は働くことによって、自分に対する妻の
軽蔑を助長していることになります。(夫が失業したり、
病気になったりすると、妻が急に明るく働きだし、他人
が夫を軽蔑することをゆるしません)」

panse280
posted at 19:03

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