2012年04月16日

トーマス・マン

「太陽と鉄」(9)

三島由紀夫  1925-1970
yukio mishima
2011.1.30 第7刷発行(中公文庫)

--私の遍歴時代--
<トーマス・マン>
「1950年、51年・・・人から見たら、豊富な制作の
如く見えたかもしれないが、実は、着実なペースを
はずれて、足並みが乱れている。こういう仕事ぶり
を私は好かぬ。・・・私は大体、銀行家タイプの
小説家である。
・・・
銀行家といえば、「小説家は銀行家のような風体を
していなくてはならぬ」と教えたトーマス・マンの
文学が、このころから、私の理想の文学になりつつ
あった。・・・当時一等私をとらえたものは、マン
の文学のドラマチックな二元性、ドイツ文学特有の
悲劇性、それから最高の芸術的資質と俗物性との
みごとな調和であったと思われる。」

panse280
posted at 20:09

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