2012年03月19日

革命における二つの心情

「行動学入門」(3)

三島由紀夫  1925-1970
yukio mishima
1995.1.20 第22刷発行(文春文庫)

--革命哲学としての陽明学--

<革命における二つの心情>
「陽明学を無視して明治維新を語ることはできない。
大体、革命を準備する哲学及びその哲学を裏づける
心情は、私(三島)には、いつの場合もニヒリズム
とミスティシズムの二本の柱にあると思われる。」

-------------------
フランス革命
ニヒリズム(虚無主義):マルキ・ド・サド
ミスティシズム(神秘主義):ルソー

ナチス
ニヒリズム:ニーチェ、ハイデガー
ミスティシズム:ローゼンベルク「二十世紀の神話」

明治維新
ニヒリズム:陽明学
ミスティシズム:国学
--------------------

「明治維新は、私見によれば、ミスティシズムとしての
国学と、能動的ニヒリズムとしての陽明学によって準備
された。本居宣長のアポロン的な国学は、時代を経るに
したがって平田 篤胤、さらには林桜園のようなミスティック
な神がかりの行動哲学に集約され、平田 篤胤の神学は
明治維新の志士達の直後の激情を培った。」

panse280
posted at 21:36

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字