2012年03月03日

女性と罪

「不道徳教育講座」(13)

三島由紀夫  1925-1970
yukio mishima
2010.5.15 改版25版発行(角川文庫)

<女性と罪>
「女性にとっては、本当のところ、御用聞きとの
高笑いという程度の浮気から、実際に良人以外の
男と寝る浮気までの間には、程度の相違、量的相違
があるだけで、質的相違はないのだというのが
私(三島)の考えです。
・・・
だから「よろめき」が罪だとしても、どこからどこ
までが罪で、どこまでが罪でないかという本当の
目安はないのです。
・・・
女性という存在自体を罪深いものと規定した仏教の
ほうが、ずっと筋が通っています。
・・・
この「罪」とは、女性の「宿命」と言いかえても
いいので、精神と肉体をどうしても分けることの
できない女性の特質そのものを、仮に「罪」と
呼んだと考えればよい。
そして一等厄介なことは、女性の最高の美徳も、
最低の悪徳も、この同じ宿命、同じ罪、同じ根から
出ていて、結局同じ形式をとるということです。」

女の嫉妬は、上記の深い宿命の形式から出ています
が、男の嫉妬は体面を傷つけられた怒りだと断言
してもよろしい。

panse280
posted at 18:29

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