2012年02月19日

プルースト

「サガンという生き方」(11)
フランソワーズ・サガン
(Francoise Sagan、1935-2004)
山口路子  1966-
michiko yamaguchi
2010.10.10 第1刷発行(新人物文庫)

<プルースト>
オンフルール郊外の館のサガンのベッドは、
プルーストが使っていたのと同じ型のもので、
サガンのお気に入りだった。

サガンにとってプルーストはno.1の小説家だった。

「ようするに私はプルーストによって、私の
情熱<文学>のなかに存在する困難と、序列の
感覚を学んだのだった。いや、私はプルースト
からすべてを学んだといえる」

<ベートーヴェンの七重奏曲>
サガンは熱狂的にベートーヴェンの七重奏曲が
好きだった。
「愛は束縛」(1989,54歳)の中に以下の文章が
ある。
「流れ出たのはベートーヴェンの七重奏曲だった。
・・・ここには、人が愛に望むすべてがある。
思いやりに満ちた優しさ、情熱的な明るさ、そして
何より甘美さと、深く強い信頼。そのどれも僕は
手に入れることができなかったのだ。」

panse280
posted at 18:10

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