2012年02月17日

生涯の憧れの人、サルトル

「サガンという生き方」(9)
フランソワーズ・サガン
(Francoise Sagan、1935-2004)
山口路子  1966-
michiko yamaguchi
2010.10.10 第1刷発行(新人物文庫)

<生涯の憧れの人、サルトル>
サガンにとって、少女時代から敬愛した唯一の
人がサルトルである。
ある日、偶然サルトルを見かけた。彼は失明し
ていたし、かなり衰弱していた。

「サルトルは別格です。私はサルトルに感動し
ますし、感銘を受けます。作家としても一人の
人間としても驚嘆します。」

サガンは十日に一度の夕食をサルトルと共に
するようになった、そして一年後、サルトルは
この世を去った。

レストランで食事の世話をするサガンにサルトル
は笑った、そして言った「あなたは親切だね。
いいことだ。頭がいい人はみな、親切だ」と。

panse280
posted at 19:12

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