2012年02月08日

共生をめざす神道

「神道」(9)
--神々との心の交流をたどる!--
武光誠  1950-
makoto takemitsu

2010.1.5 第1刷発行(青春新書)

<共生をめざす神道>
人間と自然にやさしいふるまいが神道の
理想とする「清い」生き方である。
日本人は、神が降ってくる土地として
森林を保護した。さらに、水を神からの
授かりものとして水源や河川をたいせつ
にした。このことによって近年までの
日本で豊かな自然が保たれた。

近年、個人主義のひろまりによって、
人間や自然への愛情がうすく、自分の利益
を第一に考える者がふえた。これによって
今日までに、地球の環境が大きく破壊され
た。

神道の思想は、祭りのたびによみ上げられ
てきた祝詞(のりと)をつうじて現在まで
つたわってきた。そしていずれの祝詞でも、
「人間は罪穢れのない清らかな暮らしを
するべきだ」という思想が語られる。
日本人は、「清らかな」暮らしから、この
世界をきれいな状態に保つことが、神様を
喜ばせると考えたのである。

panse280
posted at 19:24

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