2012年01月28日

神武天皇の橿原即位

「神武天皇実在論」(12)
林房雄  1903-1975
fusao hayashi
本書は、1971年、光文社から刊行された
「神武天皇実在論」に、著者が生前、一部
加筆したものを、文庫化したものです。
2009.7.27 初版発行(学研M文庫)

<神武天皇の橿原即位>
「「古事記」にも「日本書紀」にも、神武天皇
という名はでてこず、ともにカムヤマトイワレ
ヒコホホデミノスメラミコトである。
その理由は神武、綏靖(すいぜい)、安寧(あ
んねい)、懿徳(いとく)などの漢風の諡は
聖徳太子または学者淡海三船の考案によるもの
であるからだという。」

<日本天皇>
「「たかが封建時代の産物」にすぎない諸外国
の君主制は軒並みにつぶれつつあるが、日本天皇
の「嫡々相承」は微動もせぬ。封建時代の遺物
では決してないからだ。そして、その道統と信仰
に裏付けられた権威の根は、遠くはるかな縄文時代
におよんでいる。
この事実に思いいたらぬ学者は、もはや学者では
なく、ただのイデオロギーの病人、世俗政治の
奴隷にすぎない。
・・・
佐藤春夫の「病」という詩の一節を引いて、筆を
おく。

否定をいたく好むこと
過ぎにし恋をなげくこと
生まれし国を恥づること」

panse280
posted at 18:00

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