2012年01月24日

津田亜流と家永教科書

「神武天皇実在論」(8)
林房雄  1903-1975
fusao hayashi
本書は、1971年、光文社から刊行された
「神武天皇実在論」に、著者が生前、一部
加筆したものを、文庫化したものです。
2009.7.27 初版発行(学研M文庫)

<津田学派と闘う津田左右吉博士>
「「津田学派」の諸教授は、博士の方法は
学ぶが結論は学ばぬと逃げるかもしれないが、
たとえば羽仁五郎、井上清、和歌森太郎、
家永三郎諸教授を先達とする戦後史家の
非学問的な歴史破壊と祖国誹謗の業績を見る
と、この逃げ口上は通用せず、津田博士の怒り
はもっともであり、博士の反論は正しいと言わ
ざるを得ない。」

<津田博士の誤り>
「津田博士が日本の古典を実証的原典批判の名
において、こなごなに切りきざんだだけで、そ
れを再総合した正しい日本史を書くことなく終
わってしまったのは、老齢のせいだけでなく、
その認識論とその方法論が最初からあやまって
いたのだ、と私(林)は思う。」

<津田亜流と家永教科書>
「「津田亜流」の戦後史家たちにいたっては、
そのほとんどが唯物史観の信奉者である。
・・・
彼らの大多数は日本の共産化という偏僻な政治
目的を持ち、その種の団体または政党に属し、
日本の復興よりも破壊を望んでいるのだから、
・・・たとえば「家永教科書」のような、歴史
的事実をさえ無視した奇怪な著作を公然と支持
するのである。」

panse280
posted at 20:54

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