2011年12月09日

異彩を放つヨハネ

「聖書の謎を解く」(27)
三田誠広 1948-
masahiro mita

2006.7.19 第1刷第1版(PHP研究所)

<異彩を放つヨハネ>
マタイによる福音書(ユダヤ人を対象)
マルコによる福音書(ユダヤ人を対象)
ルカによる福音書(世界を対象)
ヨハネによる福音書(独特の宗教哲学を展開)

以上4つの福音書の中で、ヨハネの福音書は
異彩をはなっています。
マタイやルカがイエスの誕生や系図から
福音書を始めているにの対し、ヨハネの福音書
では、
「初めに言(ことば)があった。言は神と
ともにあった。言は神であった。この言は初め
に神とともにあった。すべてのものは、これに
よってできた。できたもののうち、一つとして
これによらないものはなかった。・・・」

と始まります。このロゴス原理はユダヤの
世界観ではなく、ゾロアスターやギリシャ哲学
に近いものです。
また、現在のキリスト教が、水による洗礼という、
ヨハネの儀式を受け継いでいる、ということは
ヨハネの影響力の強さをあらわしています。
また奇妙な悪魔的な文書「ヨハネの黙示録」が
なぜ「新約聖書」の巻末に納められたのかは、
永遠のミステリーです。


panse280
posted at 19:25

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