2011年10月25日

善人は決して真理を語らない

「この人を見よ」(18)
--発狂前年の最後の著作--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二訳
1998.8.20 第10刷発行(新潮文庫)

<善人は決して真理を語らない>
「ツァラトゥストラは、楽天家というのが
厭世家に劣らぬデカダンであり、ひょっと
すると楽天家の方がいっそう有害かもしれ
ない、ということを理解していた最初の人間
だが、そのツァラトゥストラは次のように
言っている。善人は決して真理を語らない。」

「善人というのは自分の生存をまっとうする
ためとあれば、真理を犠牲にするだけでなく、
未来をも犠牲にする人たちなので、ツァラ
トゥストラはとりわけ彼らを最も害のある
種類の人間と感じている。」

「善人たち、彼らは創造する力を持たない。
彼らは常に終末の始まりである。新しい価値
を新しい石板に書きつける者を、彼らは十字架
にはりつける。彼らは自分のために未来を犠牲
にする。彼らは人間の未来をことごとく十字架
にはりつける!善人たち、彼らは常に終末の
始まりだった・・・」

panse280
posted at 19:32

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