2011年10月24日

私は最初のインモラリストである

「この人を見よ」(17)
--発狂前年の最後の著作--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二訳
1998.8.20 第10刷発行(新潮文庫)

<なぜ私は一個の運命であるのか>
「私の運命が要求しているのは、私が人類最初の
礼節を弁えた人間でなければならないということ、
数千年にわたる虚偽と対決する人間であることを
自ら自覚しているということ、これである。」

「私はこれまで世に存在した限りでの、想像を絶し
た恐怖を惹き起こす人間である。ただしこのことは、
私がこの世に最も恩恵を施す人間になるであろう
ことを妨げはしない。」

「私は最初のインモラリストである。・・・
インモラリストという私の言葉が含んでいるのは、
二種類の否定である。第一に否定するのは、これ
まで最高の人間とみなされてきた人間、善人、善意
の人、善行の人である。
第二に私が否定するのは、道徳の一種にすぎないの
に道徳そのものとして通用して支配権を獲得するに
至ったあのデカダンス道徳、つまりキリスト教道徳
である。」

panse280
posted at 19:16

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