2011年10月22日

「道徳の系譜」論争の一書

「この人を見よ」(15)
--発狂前年の最後の著作--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二訳
1998.8.20 第10刷発行(新潮文庫)

<「道徳の系譜」論争の一書>
「「道徳の系譜」を構成している三論文は、表現、
意図、人の意表をつく技において、おそらく過去
に書かれた本の中で最も不気味なものであろう。
・・・
第一論文におけるこの新しい真理とは、キリスト教
の心理学である。すなわちキリスト教は内攻的復讐
感情の精神から生まれたのであって、おそらく世間
一般で信じられているような「精霊」から生まれた
のではないこと、キリスト教はその本性からみて、
一種の反対運動なのであって、高貴な諸価値の支配
に対する巨大な蜂起であること。
第二論文が提示しているのは良心の心理学である。
・・・
第三の論文は、禁欲の理想、・・・という問いに
対し、解答を与えている。・・・この本は史上最初
の僧侶の心理学を含んでいる。」

panse280
posted at 19:38

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字