2011年10月21日

「善悪の彼岸」未来の哲学の序曲

「この人を見よ」(14)
--発狂前年の最後の著作--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二訳
1998.8.20 第10刷発行(新潮文庫)

<「善悪の彼岸」未来の哲学の序曲>
「「善悪の彼岸」(1886年)はすべての本質的
な点において近代性の批判である。・・・
(また本書には)近代的ならざる一つの反対典型、
高貴な、肯定的なタイプの人間を指し示している。
この意味において、同書は一つの貴人の学校である。
・・・人は貴人というこの概念に堪えるだけの存在
であるためにも、身によほどの勇気を具えていなく
てはならない。・・・この本においては最も身近な
もの、時代、われわれの周辺を鋭く捉えるよう要請
されているのである。・・・形式、意図、沈黙の
術における垢ぬけ方がこの本ではきわ立っている。
心理学が苛烈残忍さを承知のうえで駆使されている。
同書にはお人好しの言葉は一つもない。ところが、
以上挙げたようなことはすべて、じつは私にとって
は休息なのだ。」

panse280
posted at 21:54

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