2011年10月18日

ツァラトゥストラかく語りき(1)

「この人を見よ」(11)
--発狂前年の最後の著作--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二訳
1998.8.20 第10刷発行(新潮文庫)

<「ツァラトゥストラかく語りき」>(1)
--万人向きの書、かつ何びとにも向かざる書--

「これは1881年8月に由来する。・・・
あの日私はジルヴァプラーナ湖畔で森の中を散策
していた。ズルライ近くの、ピラミッド型にそびえ
立ったおおきな岩塊のそばに私は立ち止まった。
そのとき私の身に永劫回帰の思想が到来したの
だった。
・・・
「ツァラトゥストラ」の懐胎期間は18ヶ月、・・・
そして丁度中間に書かれたのが「悦ばしき学問」で
あり、この本は何か無比なものが近づきつつある
百の予兆をそなえている。」

「偉大なものはすべて、作品であれ、行為であれ、
いったん完成されると、時を置かずに、それをな
し遂げた人間に向かって歯向かって来る。
・・・
すべての創造的行為、最も独自の、最も内部の、
最も奥深いところから出ているすべての行為は、
防御能力の消耗を前提としている。・・・その
とき消化は悪くなり、動くのが大儀になり、悪寒
に襲われ、人間に対する不信感にもひどく取り
つかれ易くなっている。」

panse280
posted at 19:04

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