2011年10月16日

人間的な、あまりに人間的な

「この人を見よ」(9)
--発狂前年の最後の著作--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二訳
1998.8.20 第10刷発行(新潮文庫)

<「人間的な、あまりに人間的な」>
「「人間的な、あまりに人間的な」は一つの危機の
記念碑である。・・・ということは、同書の中の
ほとんどの文章が、何らかの克服を表現していると
いうことである。・・・副題に掲げた「自由な精神」
という語は、自分自身を再びしっかり所有して自由
になった精神、という以外のいかなる意味に理解
されても困る。この本を境に文章の調子、声の響き
が、それ以前とはすっかり一変した。」

「「人間的な、あまりに人間的な」は一つの厳しい
自己陶冶の記念碑で、これを以て私は、それまで
引きずってきた「高級ぺてん」「理想主義」「美わし
き感情」その他の女性的なもののすべてに、わが
手許で一息に止めを刺したのだ。」

panse280
posted at 19:45

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