2011年10月14日

ディオニュソス的とは

「この人を見よ」(7)
--発狂前年の最後の著作--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
西尾幹二訳
1998.8.20 第10刷発行(新潮文庫)

<「悲劇の誕生」>
「この本は、ギリシャ人がどのようにして
厭世主義(ペシミズム)を処理したか、何に
よって厭世主義を克服したか、これを最初に
教えた書物である。」

「ギリシャ悲劇の存在こそが、ギリシャ人が
厭世主義者ではなかったことを示す証拠である
といえよう。」

<ディオニュソス的とは>
「「生の最も異様にしてまた最も苛酷な問題に
悩んでいる最中でさえも、なお生に対し、しかり、
と肯定すること、生が自らの無尽蔵を愉しみつつ、
その最高のタイプを惜しげもなく犠牲に捧げている
最中における生への意志、これこそが私(ニーチェ)
がディオニュソス的と呼ぶものにほかならない。」

「悲劇の誕生」においてニーチェが発見したもの
は、「ディオニュソス的」なものの発見と、
ソクラテスの正体をデカダンだと認識したことである。

panse280
posted at 20:59

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