2011年09月29日

ソクラテス

「人間的、あまりに人間的(供法(16)
--自由精神のための書--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
中島義生訳
「ニーチェ全集6」
2011.8.10 第8刷発行(筑摩書房)

<78-病気への信仰は病気である>
「キリスト教がはじめて悪魔を世界の壁に
描きつけた。そしてキリスト教がはじめて
罪を世界の中へ持ち込んだ。・・・
キリスト教は教えかつ広めた病気への信仰
は、相変わらず続いている。」

<81-世俗の正義>
「世俗の正義を廃棄して、裁きと刑罰をこの世
から抹殺せんとしたのは、キリスト教の始祖で
あった。なぜなら、彼は一切の罪過を「罪」と
して、すなわち神に対する冒涜として理解し、
俗世に対する冒涜とは理解しなかったからである。」

<86-ソクラテス>
人々が、道徳的、理性的に自己を促進するために、
聖書よりもソクラテス追想録を手にとる時代が
くるだろう。そして、最も単純でしかも最も
不滅の仲介者として、モンテーニュとホラティウス
を利用する時代が。
キリストに比べると、ソクラテスは楽しげな種類の
真面目さを、また人間の魂の最もすぐれた状態を
形成する、あのいたずら気たっぷりの智恵を持って
いる。その上彼は、もっと大きな知性の持ち主で
あった。

panse280
posted at 19:45

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