2011年09月23日

所有が所有する

「人間的、あまりに人間的(供法(10)
--自由精神のための書--
ニーチェ 1844-1900
Friedrich Wilhelm Nietzsche
中島義生訳
「ニーチェ全集6」
2011.8.10 第8刷発行(筑摩書房)

<317-所有が所有する>
「ある程度までなら、所有は人間を独立的にし、
いっそう自由にする。もう一段進むと、所有が
主人になって、所有者が奴隷になる。」

<333-賞味としての交際>
「諦念の心を持ってことさらに孤独のうちに身を
持するとき、彼はかえってそのおかげで人々との
交際を、めったに味わえないだけにいっそう美味
に感ずることができる。」

<334-公然と悩むことを心得る>
「自分の不幸を掻(か)きたて、時には聞こえよ
がしにため息をついたり、あからさまにいらいら
して見せたりする必要がある。
なぜなら、苦しみや困窮にあっても泰然と自足し
ているさまを他人に気づかせることは、どんなに
彼らを妬ませ、意地悪にするか分からないからだ!」

<335-山頂の暖かさ>
「山頂では、人が谷底で考えているよりも暖かい、
とりわけ冬には。思索家は、この比喩の語るすべ
てをわきまえている。」

panse280
posted at 20:16

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