2011年08月27日

ユング-地下の大王

「ユング」(1)
--地下の大王--
コリン・ウィルソン1931-
colin wilson

ユング(Carl Gustav Jung、1875-1961)
1985.4.30 初版発行(河出書房)

<分析心理学(通称・ユング心理学)の誕生>
ユングは68歳のとき、凍った道路で滑って
くるぶしを折った。その2,3日後、心臓発作
に襲われて生死の間をさまよって、さまざまな
幻影(古人が伝えるような)を見た。その後
彼は17年間生きることになるが、その経験は
彼の物の見方に大きな変化を引き起こした。

1949年に書かれた「易経」(リヒャルト・ヴィル
ヘルム)にユングは序文を書いた。
ユングは1920年以来、易を謎を全力を尽くして
解明し、コイン法による託宣を積極的に行って
いた。

1950年に刊行された、ユングの一番不可解で難しい
著作「アイオン」には、ノストラダムスの予言や
グノーシス派やカバラについての章があり、まるで
16世紀の魔術の論文のようであった。
翌年、「共時性について」の論文を発表し、占星術
と「易経」を「意味のある偶然の一致」という
概念に訴えて正当化した。

1954年にはユングのもっとも個人的な本「ヨブへの
答」(「人間に神の道が正当であることを立証しよう」)
が刊行された。
ユングは経験したことがない喝采をあびて、突如と
して西欧世界の導師になった。

panse280
posted at 20:20

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