2011年06月27日

僕も何か科学がやりたくなった

「決定版 夏目漱石」(4)

江藤淳 1932-1999
jun etou

2006.9.20 第12刷発行(新潮文庫)
(この本の内容は1955-1974に書かれたもの)
当時、江藤氏は23歳の慶応の学生だった。

<漱石が嫌った西洋人のしつこさ>
「西洋人はしつこい事が好きだ、華麗なことが
好きだ、芝居を観ても分かる食物を見ても分かる、
建築及飾粧を見ても分かる、夫婦間の接吻や抱き
合ふのを見ても分かる、これがみな文学に返照して
居る故に酒落超脱の趣に乏しい出頭天外し観よと
云う様な様に乏しい又笑而不答心自閑と云う趣に
乏しい」(漱石の日記より、明治34年3月12日)

<文学書が嫌になり候>
「僕も何か科学がやりたくなった」
(明治34年9月12日、寺田寅彦宛、漱石34歳)

「近頃は文学書は嫌になり候科学上の書物を読み
居候」(明治34年9月22日、夏目鏡子宛,漱石34歳)

panse280
posted at 21:42

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