2011年06月24日

決定版 夏目漱石

「決定版 夏目漱石」(1)

江藤淳 1932-1999
jun etou

2006.9.20 第12刷発行(新潮文庫)
(この本の内容は1955-1974に書かれたもの)
当時、江藤氏は23歳の慶応の学生だった。

<江藤淳とは>
・小林秀雄亡き後の文芸批評の第一人者
・先駆的な「反米」の思想家
・新人、石原慎太郎を見出す
(江藤は湘南高校で石原の一学年下、交際は生涯続いた)
・三島由紀夫の楯の会自決を「軍隊ごっこ」と斬り捨てた
・留学帰国後、愛国者にして天皇崇拝者の様相を帯びる。


--妻の死の翌年、自殺,66歳---------------
遺書は「心身の不自由は進み、病苦は堪え難し。
去る六月十日、脳梗塞の発作に遭いし 以来の
江藤淳は形骸に過ぎず。自ら処決して形骸 を
断ずる所以なり。 乞う、諸君よ、これを諒と
せられよ。 平成十一年七月二十一日」。
最後は自らを「形骸」とし、自刃した。
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<この本の功績--小堀桂一郎>
1 漱石を文壇から解放し、時代一般的空気の中に置き
直してみせたこと

2 作家と作品に真剣に全面的に対決し、格闘していること
(少なくとも十回は「こころ」を読んでいる)

panse280
posted at 19:30

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