2011年04月07日

インディアスの破壊についての簡潔な報告

「侵略の世界史」(11)
清水馨八郎 1919-
keihachiro shimizu

2010.7.10 第11刷発行(祥伝社)

<スペイン人による内部告発>
スペイン人、ラス・カサス(1474-1566)は
スペイン人のあまりの暴虐にたまりかねて国王に
送った報告書が「インディアスの破壊についての
簡潔な報告」(岩波文庫)である。
エスパニューラ(現ハイチ、ドミニカ共和国)島
については詳しく述べている。
この島に住んでいた300万人のインディアスは、
コロンブスが来てから50年後にはわずか200人にまで
なった。

ラス・カサスの「報告」(1552)が流布されると、
ラス・カサスは身内の教会からも、政治家、商人からも
「恥知らずの修道士」として非難の集中砲火をあびた。
この「報告」の翻訳が日本で紹介されたのはつい最近
の1976年だった。

<フィリピン>
1571年、スペイン国王のフェリペ二世の名にちなんで
フィリピンと名付けられた国はその後、330年間植民地
支配された。

<砂糖--白い黄金>
ヨーロッパ人にとって砂糖は食糧である前に医薬品で
あり、保存料であり、食品としても最高の贅沢品で
あった。ヨーロッパ人には、砂糖は「白い黄金」と
して羨望の的であった。その為、新大陸の海岸地帯は
、サトウキビ畑に置き換えられていった。
つづいて、コーヒー、ココアや茶である。
これらは、寒いヨーロッパにはまったく産出しなかった
ものである。白人の贅沢をささえるため、先住民たちが
どれほどの残虐な労働を強いられたか計り知れない。

panse280
posted at 20:08

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