2011年04月03日

十字軍

「侵略の世界史」(7)
清水馨八郎 1919-
keihachiro shimizu

2010.7.10 第11刷発行(祥伝社)

<今の生きている「十字軍」精神>
「人は宗教的信念によって行うときほど、
喜び勇んで、徹底的に悪を行うことがで
きる。」(「パンセ」パスカル)

ナチスによるユダヤ人の虐殺はキリスト教
の「歴史上の常識」であって「悪」ではない。
(時代が「悪」だと言っているので、表面上
は「悪」だと絶叫しているが・・・)

ナチスは十字軍の「近代版」なのだ。
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余談:<ショウペンハウエルかく語りき>
<アメリカと奴隷>
「北アメリカの諸共和国(奴隷国とよんだほうが
よいが)で奴隷を売買したり所有したりしている
連中は、それこそ人間の姿をした悪魔というべき
だが、じつは彼等は通例、正統のそして敬虔な
英国国教徒なんだ。だからあの連中も、日曜日
に働いたりしたら重い罪だと考えるはずなのに、
奴隷には平気で働かせておいて、自分たちは
几帳面に教会へ通って永遠の救いを望んでいや
がる。」
(第十五章 第百七十四節 ある対話 )

<十字軍>
「愛と寛容を説いた人の墓を占拠しようと、「神意
のままに」という鬨(とき)の声をあげながら、
まったく許し難い殺戮が二百年もつづいた。」

<キリスト教徒にあらずば人間にあらず>
「ムーア人やユダヤ人をスペインから無慈悲にも
追放して根絶したことを考えてみたまえ。
聖バルトロメウス祭のユグノー派の虐殺、宗教裁判、
その他の異端糾問、三大陸にわたる回教徒の血な
まぐさい大規模な占領など、・・キリスト教徒の
アメリカ占領、・・キューバ島では全員殺戮だ。
ラス・カサスによると、彼等は四十年間に千二百万人
を殺害したという。それがあたりまえと受け取られた
のは、「神の栄光を増さんがため」、福音を普及
せんがためであり、とりわけキリスト教徒でない者
は人間扱いもされなかったせいなんだ。」
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panse280
posted at 19:20

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