2011年03月16日

原子力発電所

「21世紀への遺言」(7)
糸川英夫 1912-1999
hideo itokawa

1996.2.29 初版(徳間書店)

<原子力発電所>
「私(糸川)が特に懸念しているのは原子力
発電です。・・高速増殖炉「もんじゅ」が
運転を開始していますが、プルトニウムや
ウランを使ったあとに、廃棄物として放射性
廃棄物が大量に出てきます。
・・・
アメリカの科学者が「日本はなぜ、高速増殖炉
に固執するのか」と指摘されました。
もちろん「ウラン資源が日本にないから、高速
増殖炉によってプルトニウムが大量にできる
ならば輸入する量が少なくてすむ」と日本側は
いいます。」

しかし問題は放射性廃棄物です。

「ウランにしてもプルトニウムにしても、実際
に使われるのは、持っているエネルギーのほんの
一部であって、放射性廃棄物といわれるごみが
出す放射能は数万年にわたって人類を脅かすもの
です。人工衛星に乗せて地球圏外に放り出すか、
太陽の中の核融合体の中に放り込めばよいので
しょうが、その技術は開発されていません。
・・・
このあたりで視点を変えて、別の道を探さねば
ならないのではないか。人類が真に幸福に過ごし、
子孫をも幸福にする・・・貧富の差にストップを
かけ、・・・地球全体のバランスがとれて経済生活
にプラスになるようなシステムを探すのです。
そのような、夢のようなシステムは可能かどうか
ということについては、「未来への仮説 人類
再生への提言(田中一)」などを参考にして
人類社会の選択を考察していくつもりです。」

注)「未来への仮説 人類再生への提言(田中一)」
は昨日のブログ参照。

panse280
posted at 20:30

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この記事へのコメント

1. Posted by 田中康雄   2011年03月27日 22:21
糸川英夫氏のこの発言を思い出していました。確かめたいと思って検索したら、こちらがヒットしました。氏の発言に注目している方がいることを心強く思います。これがまっとうな考えというものです。

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