2011年03月08日

バイオリン完成

「八十歳のアリア」(9)
糸川英夫 1912-1999
hideo itokawa

1992.7.5 第1刷(文藝春秋)

<重すぎたバイオリン>
名器と呼ばれるバイオリンの平均重量は
370〜380gだが、「ヒデオ・イトカワ号」
が名器たちよりも50gも重かった。
これでは重すぎて弾いてもらえない。

軽量化は遅々として進まなかった。

<救世主が現れる>
中沢宗幸さんというバイオリン製作者である。
中沢さんは、音に関係ない(糸巻き部分など)
ところを丹念に探し出しては削っていった、
そして完成した。

<メニューイン試弾>
1992年7月20日、糸川80歳の誕生日コンサート
に先立つ3ヶ月まえ、来日したユーディ・
メニューイン氏が「ヒデオ・イトカワ号」を
試弾した。
「メニューインは、2階の稽古場からおりてきて、
1階の玄関先で僕の到着を待っていてくれた。
彼は、2階の稽古場で、”ヒデオ・イトカワ号”を
手に取り、弾いてくれた。・・・巨匠メニューイン
は、「E線の音が、よく出るね」といい、「世の中
のヒコーキ屋とロケット屋が全員バイオリン屋に
なってしまえば、世界が平和になる」とも
いってくれた。」
itokawa



panse280
posted at 20:11

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