2011年03月02日

バイオリンのお客様は作曲家である

「八十歳のアリア」(3)
糸川英夫 1912-1999
hideo itokawa

1992.7.5 第1刷(文藝春秋)

<バイオリンのお客様は作曲家である>
「僕は過去にバイオリンをつくった名人たち
のことはいっさい考えなかった。」

糸川は飛行機でもそうだが、「製品」のお客様は
誰なのか、をまず考える。
飛行機を設計するときには、パイロットの下宿に
半年間も泊まり込み、パイロットの意見を聞いた
のである。

バイオリンの「お客様」は誰なのか?それは
演奏者ではなくて、作曲家である、と考えた。

「普通なら、バイオリンをいちばん必要としている
のはバイオリニストだと考えるだろう。だが私の
結論はそうではない。バイオリニストとは、バイ
オリンの名曲を楽譜に残した作曲家の思いを僕たち
に伝えるメッセンジャーである、と思う。」

panse280
posted at 19:42

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