2011年02月11日

明治維新前の日本


「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」(9)
竹田恒泰1975-
tsuneyasu takeda

2011.1.12 第1版第2刷(株式会社PHP研究所)

<明治維新前の日本>
初代米国総領事タウンゼント・ハリスの
日記には、「我々一同はみな日本人の容姿と
態度とに甚だ満足した。私は、日本人は喜望峰
以東のいかなる民族よりも優秀であることを、
繰り返していう」と書いている。

<ハリスの、下田、姉崎見聞記>
「この土地は貧困で、住民はいずれも豊かでなく、
ただ生活するだけで精一杯で、装飾的なものに
目をむける余裕がないからである。それでも
人々は楽しく暮らしており、食べたいだけ食べ、
着物にも困ってはいない。それに、家屋は清潔
で、日当たりもよくて気持がよい。世界の如何
なる地方においても、労働者の社会で下田に
おけるよりもよい生活を送っているところは
あるまい。」

「姉崎は小さくて、貧寒な漁村であるが、住民
の身なりはさっぱりしていて、態度も丁寧である。
世界のあらゆる国で貧乏に何時も付き物になって
いる不潔さというものが、少しも見られない。
彼らの家屋は、必要なだけの清潔さを保っている。
土地は一インチもあまさず開墾されている。」

panse280
posted at 17:55

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