2011年02月08日

伊勢神宮

「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」(7)
竹田恒泰1975-
tsuneyasu takeda

2011.1.12 第1版第2刷(株式会社PHP研究所)

<伊勢神宮>
第62回式年遷宮(2013)が迫っている。
20年間使われた材料のその後は?

棟持柱は、鉋(かんな)をかけられて、宇治
橋の大鳥居としてさらに20年間使用された後、
桑名市、亀山市で伊勢国の入り口の鳥居とし
て20年間使用され、さらに次には全国の神社
に御神木として分けられ、これを拝領した
神社は再び鳥居や社殿の材料として、朽ちる
まで大切に使うのだ。

式年遷宮に必要な檜は約1万立方メートル。
本数にして約13000本。
これだけの木を伐採することは「森林破壊」と
勘違いする人もいるかもしれないが、実は
森の再生に寄与しているのである。

大正2年(1923)、式年遷宮の御造営用材を
宮域林で全てまかなう計画がはじまった。
平成345年(2333)には全ての御造営用材を
まかなえる予定である。


panse280
posted at 19:53

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