2011年01月19日

英霊の声

「天皇の起源」(8)
林房雄1903-1975
fusao hayashi

1988.12.05 初版発行(株式会社天山出版)

<三島由紀夫>
昭和41年夏に、林(63歳)と三島(41歳)は
対談した。(「対話・日本人論」)
林は「天皇は人であり、過ちも犯す」といい、
三島は「僕は天皇無謬説なんです」と反論、
最後まで結論はでなかった。

「三島由紀夫が「天皇無謬」という言葉を
発した時には、すでに「英霊の声」が書かれ
ていた。この凄気と神秘にみちた作品は彼の
天皇信仰の結晶であり極北である。」

「天皇は、三島由紀夫にとっては、古代人の
信仰さながらに「聖なる神秘」であり、さかし
らな近代知性によって解釈してはならぬ存在
であった。」

<憂国の論理--三島由紀夫>
「現実を動かす契機になる炎、それは非常に
非合理的なものです。そこには信仰の要素が
ある。たとえばベトナム戦争反対の焼身自殺
というような不合理な行為。こういう私たち
には理解されないようなもの、こういう非合理
な要素が歴史を動かしてきた。それが現実を
作って行くのです。非合理の要素が現れた時
だけ人の心を打つ。あるいは理解される。」
(「日本の歴史と文化と伝統に立って」
日本教文社「憂国の論理」所収)

panse280
posted at 19:56

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