2010年12月28日

面倒なことはしない

「養生の実技」(3)
五木寛之 1932-
hiroyuki itsuki

2004.12.10 初版発行(角川書店)

<体に楽をさせ過ぎないこと>
「私はかなり以前から食物を意識的によく
噛むようにつとめてきた。・・・胃腸は、
・・・やたら固いもの、十分に咀嚼されな
かった食物などに勇躍おどりかかって消化
する。それが彼らの任務であり、天職であり、
よろこびではないか。とことん噛んで十二分
に唾液とまぜあわされた流動食ばかりを胃に
あたえていれば、いつか必ず彼らの本来の
能力がおとろえてくる、そう感じられたの
である。」

<面倒なことはしない>
「私が考えたのは、難しいことはやらない、
と決断することだった。・・・呼吸法の真髄
を体得しようが、気功、整体の極意に達しよう
が、人には天寿というものがあるのだ。
・・・岡田式静座呼吸法の岡田虎二郎は、48歳、
・・・天才的な養生家だった野口晴哉は、65歳、
・・・道元禅師は、53歳・・・みな天寿を
まっとうしたのだ。・・・養生というのは、
永遠の命を養うことではない。きょう一日の
生命をいきいきと全うすることである。・・・
明日もつづける必要はない。明日になればまた
別のことをすればいいだけの話だ。」

panse280
posted at 19:52

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