2010年12月26日

健康診断

「養生の実技」(1)
五木寛之 1932-
hiroyuki itsuki

2004.12.10 初版発行(角川書店)

<屈して曲がって生きつづける>
「雪の重さにパキンと折れるのは、屈する
ことのない、つよい丈夫な枝なのだ。」

<健康診断>
「私(五木)は72歳の今日まで、健康診断
とか、定期検診とかいうものを一度もうけ
ずにすごしてきた。・・・私の考えでは、
病気は治らない。治めるだけだ。・・・
体にメスを入れたという経歴は、決して
身体の歴史から消し去ることはできないの
である。・・・検査をうけずに暮らすという
ことは、手おくれを覚悟することである。
もし、そうなったら、あきらめるしかない。
それは命を粗末にあつかうことではない。
その逆である。命を大切にしたいからこそ、
できる限り、切ったり、焼いたり、薬品で
叩いたりすることをやめる。おのれの天寿
を受け入れて、世を去ることを認めると
いう代償を払う決心が、つくかつかないか。
そこが難しい。」

panse280
posted at 11:25

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