2010年12月21日

日本で一番ラテン語を暗記した男

「人間百歳自由自在」(6)
渡部昇一 1930-
shouichi watanabe
塩谷信男 1902-2008
nobuo shioya

2003.3.11 第1刷発行(致知出版社)

<日本で一番ラテン語を暗記した男>
「暗記というのはやってみればわかりますが、
最初はじれったくなるほどモタモタして先に
進まないが、やっているうちにどんどん
スピードが上がってっくる。そのうちに
とくに暗記しようという意識がなくても、
一度スラッと読んだら頭の中に入って忘れ
ないようになる。」

「加齢とともに記憶力は落ちるというのが
定説です。しかし、これは嘘ですね。訓練に
よって記憶力は加齢とともに増進する。これは
私自身の体験から断言できることだと思って
います。」

60歳を目の前にして渡部さんは研究社の英和
大辞典の後ろに付いているラテン語の名文句
集の暗記を始めます。次にはフランシス・ベーコン
のエッセイに出てくる全ラテン語を暗記。
その次には、アングロ・サクソンの法律集。
それから、岩波書店の「ギリシャ・ラテン引用
句辞典」(8百数十ページ)を暗記中。
現在(2003年)750頁まで終わっています。
全部をやったらもう一度やるつもり、という。

「これ(「ギリシャ・ラテン引用句辞典」)を
やり終わったら、私(渡部)は日本で一番ラテ
ン語を暗記した男になるんじゃないかと思いま
すね。」

「これだけ暗記すると、ラテン語をスラスラと
読む境地に大分近づいてきました。まったく訳
や注釈もない中世以降のラテン語の文献でも、
物によってはほとんど辞書のお世話にならずに
読みこなすことができます。」

panse280
posted at 19:54

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