2010年10月15日

「バターやラードは体に悪い」のウソ

「医学常識はウソだらけ」(21)
--分子生物学が明かす「生命の法則」--
三石巌 1901-1997
iwao mitsuishi

2010.8.5 第7刷(祥伝社)

<「バターやラードは体に悪い」のウソ>
私(三石)がこれだけは摂ってはいけないと
断言できるものが二つある。
それは、バターの代用品であるマーガリンと、
ラードの代用品であるショートニングである。

マーガリンとショートニングが有害なのは、
単にそれが酸化しやすいというばかりでは
なく、もっと大きな危険をはらんでいるから
である。

マーガリンやショートニングの原料となる
魚の脂肪や植物油は、常温では液体になって
いる。そのままではバターやラードの代用品
にならないので、水素を添加して常温でも
固まるようにしたのがマーガリンであり
ショートニングである。
ここで問題となるのは水素を添加したときに
分子の立体形が変わることである。それに
よって、体内でプロスタグランディンを
作れなくなることが有害性を生む要因では
ないか、というものである。
プロスタグランディンとは、さまざまな
体機能を微調整するホルモンである。

学校給食の食パンにショートニングが6%も
入っている。最近では、一流ホテルの
レストランで使っているパンでさえ、
ショートニングを使っているそうだ。

クローン病の原因として注目されて以来、
ドイツではマーガリンの使用を止めている。


panse280
posted at 21:54

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