2010年08月14日

防衛産業の衰退が意味するもの

「誰も語らなかった防衛産業」(1)
桜林美佐 1970-
misa sakurabayashi

2010.8.10 発行(並木書房)

<防衛産業の衰退が意味するもの>
防衛予算を減らす、ということは、日本の最先端技術
力を落とす、ということである。
------------------------------------------------
防衛技術がプリウスにも活かされている?!
戦車1両つくるのに民間企業1300社が関わっている!
日本の防衛産業の多くは中小企業で、いま職人の
技術が途絶えようとしている。
------------------------------------------------
戦車:1300社、戦闘機:1200社、護衛艦:2500社、
これだけの会社が「儲け」よりも「使命感」から
日々奮闘努力しているのだ。
中国は2017年、ロシアは2015年には第五世代戦闘機を
配備する。その時、日本はすでに航空優勢が保てない
状態に陥るだろう。
現在最強といわれるF-22ラプターの、日本への販売は
事実上閉ざされた格好になっている。
とにかく、日本には時間がない。
防衛予算の削減(平成22年の時点)で戦闘機部門から
の撤退を決定あるいは検討している企業は20社にのぼる。

補記:日本の航空優勢は保てるのか?
希望は、新ゼロ戦の復活である。F-22に対抗すべく、
「心神」のコードネームで開発している純国産最新
戦闘機が来年には完成?
開発は、日本の防衛省内技術研究本部が三菱重工業
株式会社などとおこなっている。
心神戦闘機はステルス性と高運動性能を備えた高運動
飛行制御システムを採用した研究機・実証機です。

実証機:実際に戦闘機として活躍させること前提に作ら
    れたものではない。


panse280
posted at 09:15

コメントする

名前
 
  絵文字