2010年08月03日

千利休の歌を添削する

「二宮尊徳」(14)
武者小路実篤 1885-1976
saneatsu musyakouji

昭和31.7.30.初版(角川書店)

<千利休の歌を添削する>
「寒熱の地獄に通ふ茶柄杓も、心なければ
 苦しみもなし」(千利休)

尊徳は、「人は無心なるのみにては、
国家の用をなさず」と言い、

「茶柄杓の様に心を定めなば湯水の中も苦しみ
はなし」

と、利休の歌を直せり。
(二宮翁夜話)

panse280
posted at 20:07

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