2010年06月16日

量子論対一般相対論

「0と1から意識は生まれるか」(3)
橋元淳一郎
jun-ichiro hashimoto
1947-
2009.10.25.発行(早川書房)

<量子論対一般相対論>
現代物理学の難問は、量子論と一般相対論の
不一致にある。
ビッグバンの起こった頃、宇宙は一個の素粒子
くらいに小さかったので、そのような宇宙を記述
するには、量子論的に扱わねばならない。
そこで、宇宙の形を決める一般相対論の宇宙方程式
を量子論的に書き直す必要がある。ところが、それが
うまくいかない。
アインシュタインの宇宙方程式は、非線形の10元連立
方程式というやっかいな代物だから、どうやって
量子論に従うように書き直せるのか見当がつかない
のだ。
ところが、ペンローズは逆の主張をする。量子論と
一般相対論がしっくりいかないのは、量子論が間違って
いるせいで、修正すべきは、一般相対論ではなくて
量子論だというのだ。

panse280
posted at 20:45

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