2010年05月30日

21世紀は生殖革命の世紀

「人類の長い午後」(3)
--未来史の冒険「西暦3000年の世界」--
橋元淳一郎
jun-ichiro hashimoto
1947-
1999.11.9.第1刷(現代書林)

<21世紀は人類の恐るべき未来の第一歩でしかない>

一言でいえば、21世紀は生殖革命の世紀なのだ。
もし、21世紀も自由な商業主義社会が続き、知の
指導原理が「科学」であるならば、セックスが不要
となる時代である。

アメリカ、イギリス、フランス、日本などの国際協力
で進められているヒトゲノム計画は1980年代になされた
ガン研究にたいする提案が発端となり1990年からスタート
した。
日本の科学技術庁は、1998年から5カ年計画で「遺伝子
エンサイクロペディア」という計画を進めている。

21世紀末の先進都市を歩くとき、我々が目にする光景は、
現在と様変わりしているだろう。彼らの心の内に入る事
が出来たなら、そのショックは、何にもまして大きな
ものだろう。そこには、古き良き時代の家族像はもはや
ない。彼らにも家族愛はある。しかし、父や母、兄弟姉妹、
子供といった概念は、現在とはかけ離れたものになって
いるにちがいない。

21世紀の人々は、バイオテクノロジーの危険性よりも、
有効性の方を選ぶだろう。そして、この生殖革命は、
数百年後に人類の命運に深刻な影響を与えるにちがいない。

生殖革命は、全世界で起こることではない。それは、
科学技術が進み、経済力があり、かつ自由な商業社会で
ある。日本のような仏教的な生命観を持つ国ではさほど
進まないかもしれない。

panse280
posted at 18:12

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