2010年05月23日

視霊者の夢

「「霊界」の研究」(13)
--プラトン、カントが考えた「死後の世界」--
金森誠也
sigenari kanamori
1927-
2008.7.17.第1刷(PHP研究所)

<カント(1724-1804)とスウェーデンボルグ(1688-1772)>
二人は会ったこともない。
カントは1766年「視霊者の夢」を刊行。
(「純粋理性批判」は1781年刊行)

カントはある日、二つの実話(昨日のブログ参照)を
聞いて感銘を受け、女友達シャルロッテに手紙を出す。

その手紙は1758年に印刷されたものである。

その中で、カントは友人に頼んでスウェーデンボルグを
調査させている。そして自らスウェーデンボルグに
手紙を書いている。しかし、スウェーデンボルグはカント
への返信をしていない。そしてその理由を、次回刊行
予定の本(「神秘な天体」全八巻)を読めばわかる、と
カントの代理人に伝えている。

当時カントは貧乏な私講師であったため、七ポンドも
したこの八巻物を買うのに大変苦労した。しかも、彼
はこれをひもといてがっかりした。すべてがたわ言の
集積にすぎないと感じた。そして、その腹いせに、
1766年「反スウェーデンボリ論」ともいうべき
「視霊者の夢」を刊行した。

<「視霊者の夢」目次>
第一部
・一章 好き勝手に解きほぐしたりあるいは断ち切る
ことができる混乱した形而上学的な糸の結び目
・二章 霊界との連帯を開くための穏秘哲学の断片
・三章 反カバラ。霊界との共同体をとりこわそうと
する通俗哲学の断片
・四章 第一部の全考察からの理論的結論

第二部
・一章 それが本当かどうかは読者の皆さんの随意の
探求にお委せする一つの物語
・二章 夢想家の有頂天になった霊界旅行
・三章 本論文全体の実践的結末


panse280
posted at 17:54

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