2010年05月14日

キリスト教の「プラトン霊魂論」批判


「「霊界」の研究」(4)
--プラトン、カントが考えた「死後の世界」--
金森誠也
sigenari kanamori
1927-
2008.7.17.第1刷(PHP研究所)

<キリスト教の「プラトン霊魂論」批判>
キリスト教の天国には、神、天使、聖母、ならびに諸
聖人が住んでいて、その場所は上空にある。
地獄には大罪を犯したものが永遠の罰を受けていて、
その場所は地下にある。
地獄を創ったのはルツィファーであり、必要ならば
いつでも地上に現れて悪事を働く。
キリスト教会はルツィファー一派には容赦しない。
魔女狩りなどはその反映である。
キリスト教では死後、最後の審判によって地獄行きか、
天国行きかが決定される。裁き主はイエス・キリスト
である。キリスト教には輪廻転生はない。

キリスト教の「プラトン霊魂論」批判と、キリスト教の
仏教批判によく似ている。

フランシスコ・ザビエルが1549年来日、布教を行った。
80歳の禅僧忍室(にんしつ)はザビエルに興味を抱き
対談した。
「霊魂は不滅であるか、あるいは肉体とともに滅びる
ものであるか」などを議論した。
その際、忍室は「生まれることと死ぬこと以上に何事
もなし、来世もなく、悪に罰なく、善に報いなし、また
宇宙を支配する創造主もない」と述べ、ザビエルが
抱くキリスト教の宇宙観や人生観と真っ向から対立した
とフロイスの「日本史」に書かれている。

多くの日本人にとっては、キリスト教よりプラトンの
考え方に共鳴するだろう。

panse280
posted at 21:21

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