2010年04月20日

秘本玉くしげ

「本居宣長(下)」(11)
小林秀雄
hideo kobayashi
1902-1983
平成4.5.25.発行(新潮社)

---本居宣長補記----

<「秘本玉くしげ」宣長唯一の政治経済論>
天明七年(1787)、宣長は、藩主より、治道経世に
つき、意見を徴されて答えた。宣長の没後、「秘本玉
くしげ」と題されて出版されたものが、それである。
学者の任務は、「道をおこなふこと」にはなく、
「道を考え尋ぬる」にあるという、彼の根本思想には、
無論、少しも変りはなかった。」

「秘本玉くしげ」は説き方が具体的かつ詳細になって
いるから彼の古道説を知る上には「直毘霊」より
優れた作とする向きもある。

しかし、小林秀雄は云う
「「文体」は「直毘霊」で極まっている、もう
その先きはない、と私は見た。「道の大本」を語る
表現力の強さ美しさにかけては、「玉くしげ」は、
「直毘霊」に、到底及ばない。」

panse280
posted at 20:15

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