2010年04月04日

やまと魂

「本居宣長(上)」(36)
小林秀雄
hideo kobayashi
1902-1983
平成4.5.25.発行(新潮社)

<やまと魂>
真淵は「やまと魂」という言葉を、万葉歌人による
「丈夫(ますらを)の、おおしく強き、高く直き、
こころ」という意味に解した。

「やまと魂」は「源氏(乙女の巻)」にただ一個所
出てくるのが初見。

「やまと心」は、赤染衛門の歌(後拾遺和歌集)が初見。


「才を本としてこそ、大和魂の世に用ひらるゝ方も、
強う侍らめ」(「源氏」(乙女の巻))

才は学問の意。つまり、学問があってこそ「大和魂を
世間で強く働かす事も出来ると、源氏君は言うので、
大和魂は、才に対する言葉で、意味合が才とは異なる
ものとして使われている。才が、学んで得た智識に
関係するに対し、大和心の方は、これを働かす知慧に
関係すると言ってよさそうである。」

panse280
posted at 22:29

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