2010年03月21日

俗文学だって高度な創造である

「本居宣長(上)」(22)
小林秀雄
hideo kobayashi
1902-1983
平成4.5.25.発行(新潮社)

<俗文学だって高度な創造である>
「宣長の考えによれば、紫式部は、物語とは、
女童の娯楽を目当てとする俗文学であるという、
当時の知識人の常識を、はっきり知っていて、
これに少しも逆わなかったという事になる。
もし、式部に、この娯楽の世界が、高度に自由な
創造の場所と映じていたなら、何処に逆う理由が
あったろう、という事になる。」

「「源氏物語」が明らかに示してしるのは、大作家
の創作意識であって、単なる一才女の成功ではない。
これが宣長の考えだ。」

panse280
posted at 19:21

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