2010年03月12日

荻生徂徠

「本居宣長(上)」(15)
小林秀雄
hideo kobayashi
1902-1983
平成4.5.25.発行(新潮社)

<荻生徂徠(1666-1728)>
仁齋が78歳で没した時、徂徠は39歳。

「徂徠になると、「学問は歴史に極まり候事」
とまで極言しているが、人生如何に生くべきか、
という誰にも逃れられない普遍的な課題の究明
は、帰するところ、歴史を深く知るに在ると、
自分は信ずるに至った、彼はそう言っているの
である。」

「徂徠の著作には、言わば、変わらぬものを
目指す「経学」と、変わるものに向う「史学」
との交点の鋭い直覚があって、これが彼の学問
の支柱をなしている。」

徂徠は言う、「学問の道とは文章の外にはない。
古人の道は書籍にある。書籍は文章である。
この文章を会得して、我意を交えず素直に読めば
古人の意は、明らかである。」

panse280
posted at 21:22

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